電車通勤士

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電車内での眠り方

Afternoon nap
Afternoon nap / bateskobashigawa

電車での移動中における行動はかなり制限される。そのなかで最もオーソドックスな睡眠について記す。

1.座る場所
ボックス席は狭いため、意外に寝づらく同BOX内の乗降者に起こされることもあり本気で寝たい場合は利用を控えるべきである。もちろん優先席に座ってはいけなす。
今日は寝るぞ!という時はボックス席車両のドア脇にある横列2シートに座る。 壁に寄りかかる体勢がとれればその位置がベストである。片側が手すりの場合、混雑してくると立っている乗客にのしかかられる事があり、最適とは言えないが女性にのしかかられた場合、寝たふりを崩さないようにするとその位置がベストとなる。 2.座り方 進行方向に関係無く、熟睡すると上体は前後左右どちらかに傾いてしまう。傾かないための座り方を習得する。 椅子に腰掛ける際、上着に皺がつかないようお尻や腿で押さえる。これは背中に不要なベクトルを掛けないためにも重要な作業である。 真っ直ぐに座り、シートに一人分の線がある場合は左右の間隔を均等にする。最初に正しい着席位置へ座らないとあとで体をずらす羽目になり熟睡できない。シートの線及び向かい側の乗客などを基準に正しい一人分の中心に座る。 3.傾かないための調整 お尻の位置を正しく決めたあと、拳一個分前にずらし、背中の中心より少し上側に上半身の体重が掛かるようにする。 腕組みはしない。腕組みをするとどちらかの肘が浮いている事になり、そちら側へ傾いてしまう。壁などに身体をゆだねる場合はわざと腕組みをして身体を倒す方向を決めてしまうのも良い。ただし、腕組みにより、肘が尻の幅以上に広がる場合、両隣に対してマナー違反となるため注意すること。 両手には目覚ましバイブモードにした携帯を軽く握り指を組み合わせる。指を組み合わせておけば携帯は落ちない。 膝の上に荷物がある場合は、なるべく両腕の高さが同じになるように設置し、その上に両手を組んだまま下ろす。 両足は椅子一人分の幅を超えないよう肩幅に開いておく。その際つま先は逆ハの字にせず、椅子に対して垂直になるようにする。
前方の吊革を利用している乗客への配慮である。 4.その他の注意 頭はうつむき加減にする。鼻が詰まって口呼吸をしなくてはならない場合、口臭に気をつけてマスクをするか、飴やガムを口に含ませておく。鼻が通っている場合は、口の中の空気を抜き、減圧状態にして唇が開かないようにする。これで完璧によだれを防ぐ事が出来る。(参考:居眠り時に涎を垂らさない方法) 頭を後ろに傾ける体勢も楽ではあるが、赤べこのように頭を振り、窓ガラスにガンガンぶつける姿は失笑を買うこと間違いない。 夏場は首が汗で蒸れないよう首にハンカチを挟むと良い。 5.立ち寝の方法 吊革に掴まったまま寝る場合、これは緊急的と考えること。 吊革には両手で掴まり、指を組み合わせる。その手や腕に頭を押し付けて寝る。但し長時間その体勢で居ると指が離れなくなる危険があり、降車一駅前には起きて指の血行を戻しておく。 ドア脇や壁に寄りかかれる場合はなるべく寄りかかった部分に体重を掛け両膝がまっすぐ伸びた状態にし、身体のつっかえ棒にする。しかしながら人体の自動膝カックン機能が働くことは防げない場合が多く、両足を前方に出しづらい混雑時に寝てはいけない。

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