電車通勤士

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通勤に使われる鉄道の特徴

電車通勤士が理解すべき鉄道は、比較的通勤・通学客が集中する都市圏を走る路線である。
鉄道にはベースとなる特徴があり、それらを知る事により安全で快適な通勤をおこなうことができる。


●社会背景、環境の違いによる車内文化
JR線:
昔の街道や国道に沿って敷設され、比較的遠距離通勤に使われる。沿線は古くからの定住者が多く、年齢層も高い。電車内のマナーに関してうるさく言う乗客が多いため、車内マナーは良いが、一駅の区間が長いためストレスも溜まりやすい。
そのため車内トラブルは増加傾向となっている。また高年齢者(団塊の世代)によるわがまま通勤が多いのもこういった路線である。
遠距離のため、列車トラブル時の復旧に時間が掛かりやすく、代替路線やバスでの振替も難しい。
一度大きなトラブルが発生すると、通勤通学を諦めざるを得ないほど長時間の運休となる場合が多い。

私鉄:
人口増加の著しい新興住宅地をその沿線に持ち、沿線は鉄道により発展する。年齢層は若い。車内マナーは悪く、トラブルも多い。地の利を無視した沿線開発がされることもあり、水害、崖崩れ等の地方型災害が都市圏で発生することもある。鉄道会社がバス会社も運営している場合もあり、振替輸送の環境は比較的整っている。

●運賃の違い
私鉄の方がJR線に比べて安く感じる場合が多い。それは路線にもよるが、長距離乗ると割高なJRと言われるように、営業キロの幅が営業エリアの広いJRの方が長いためである。
地域、路線、区間によってそれぞれの違いがあるので一概に高い、安いといった比較はできない。
JRは急行以上のランクから追加料金が発生する場合があり注意が必要だ。

快速列車に関しても通勤列車を利用した「通勤快速」以外は特急車両で快速運転をする場合があり、追加料金が発生する。
快速、急行、特急の料金ルールについては各路線毎に確認の上乗車すること。

●車両や設備の違い
いつも利用する場所と違うエリアの電車に乗った際、違和感を感じるのは「つり革の長さ」の違いであろう。
JR、私鉄共に各社で定められた長さやサイズがあるわけではなく、車両毎に違うと考えるべきである。いつもの調子でつり革に掴まると、発車の際くるくる回ってしまう場合がある。

寒冷地と大都市を結ぶ遠距離通勤用列車には、手動ドア、ドア開閉ボタンが存在する。
停車後に扉が開かない場合は扉近くの開閉ボタンを押すか、直接ドアを手動によりスライドさせる必要がある。

座席はボックスと長椅子タイプが主流である。都心では時間によって長椅子を収納し、全乗客を家畜のように立たせ、大量運搬する非人道的手段が採られている。
遠距離用通勤列車にはトイレ設備が付属しており、快適な通勤が可能となっているが、混雑時に使用すると、ドアの前まで人で埋まるため薄い壁を隔てて排尿・排便のライブをおこなうこととなる。

●流行の違い
通勤客は、乗り合わせた乗客の服装により、季節の移り変わりを体感できる。
その流行は各鉄道によって異なる場合が多い。
流行はいかに快適なものであるかが焦点となり、遠距離であれば、冬期のコート着用率が高く、悪天候時に社会人が長靴を履くと次回の悪天候時から長靴着用率が上がる。
見えないところではモモヒキの使用率、毛糸のパンツ着用率が鉄道会社ごとに違うという統計が出ている。
駅近辺の商業施設毎の流行もあり、家近くのユニクロは必ずチェックし、次週の通勤トレンドを把握するべきである。
その他、持ち物からファッション、車内の態度に至るまで電車内流行が発生し、その動向に乗り遅れることの無いようにしたい

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