電車通勤士

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傘の使用について

渋谷
渋谷 / Ian Lewis

通勤時における傘の使用は最も気を配る必要があり、注意を怠ると命に関わるトラブルを引き起こす。
ここでは駅構内での傘の取り扱いについて学ぶ。

  • 傘を差して駅へ向かう時の注意点

傘の骨は凶器であることを自覚すること。傘を差したまま人とすれ違う場合、江戸時代から伝わる「傘かしげ」の作法を用いて相手に傘が当たらないよう注意すること。
歩道橋などの階段では高低差により進行方向が見えづらくなってしまう。足下だけを見ずに全体に気を配ること。
傘を持っていない人は駅に対して、または駅から外へ向かって走りたがる。その際、進行を邪魔することなく通り抜けられるよう傘を若干持ち上げてアーケードを作ってやることにより、その人が濡れずに済む。逆に雨に濡れ無いよう走っているのにその邪魔をされると通常の3倍程度イライラが発生することが研究により判明している。トラブルの元となるため、後方、前方から傘を持たずに走ってくる人を見かけたら全員で協力して通路を開けてやるようにする。
また、濡れないように急いでいる人が傘を持って居る人にブロックされている様子を見た場合、さりげなくその頭上に傘をかざしてやることで、イライラが70%削減される事も研究により判明している。

  • 傘をたたむ場合の注意点

駅構内へ入る前には傘をたたむ必要がある。その際、完全に濡れないエリアに入ってから畳むと、そこで立ち往生している利用客集団の中で作業することになり、トラブルの元となる。
(皆さんに傘の露を掛けないように気を遣っています)というポーズを見せるため、ひさしの手前で180度向きを変え傘の露を良く払うこと。後続の人々が多い場合、その場では傘を畳むだけに留め、水しぶきが人に掛からない空間を確保した後傘の水気を払うようにする。

畳んだ傘は、ホックを掛け少しでも小さく纏めること。またその表面に付いた水滴はタオル等で拭き取ること。
長い傘はデパートなどで貰える傘袋や市販の長傘収納袋に入れておくと水滴が気にならない。
折りたたみ傘は携帯したコンビニ袋等に入れ、鞄に仕舞いその後の通勤に備えて手を空けておくこと。
基本的に電車通勤士は小型の折りたたみ傘を使用し、他の乗客が傘を持って不便そうにしている姿を横目で見ながら最初から傘など持っていない風情を見せるべきである。

  • 傘の持ち歩き方

折りたたみ傘は鞄に仕舞うことが標準であるが、長い傘を持ち歩く場合凶器となる石突き部分が先端に付いていることを自覚すること。
右図GOODのように石突きを視界の範囲内に入れて持ち歩くこと。取っ手や本体を横から握ると、後方の人に対して石突きを突き出す形となり事故やトラブルの原因となる。
図中BADのような持ち方をしている人に対しては注意をするか、自分に向けられた石突きを掴む、鞄でガードする、引っ張る等のアクションをしても良い。

電車内では垂直に立てて両足の間に石突きを突く。立ち乗りも着席時も同じく両足の間が基本位置であり腰より上へ持ち上げてはいけない。もちろん濡れ傘は網棚に乗せることが禁止されている。また、つり革・手すりに掛ける事も許されない。大都市圏では満員電車への長傘の持ち込みは禁止されている。
「人を濡らさない」事だけに集中して携帯することが肝心である。

座っている場合両足の間に傘を垂直に立てて取っ手を両手で包むように握る。両手の指はしっかりと組んでおく。眠ってしまった場合でも組み手がしっかりしていれば傘を倒して「スパターーン!!」と大きな音を立てることも無い。
但し女性の場合足を開きづらい場合もあり、美しく両膝を揃え少し斜めにして足に近い場所に立てても良い。その際は眠ってしまうと傘を倒してしまうので注意する。

  • 駅を出る際の傘の差し方

手開き式・ジャンプ傘は斜め下に向け、周りに人が居ないことを確認して開く。
肩に掛けずまっすぐに持ち、360度の視界を確保しておく。歌ったり傘を回したりしないこと。

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